2015年3月16日月曜日

自立学習と自習の違い

疑問

よくお母さんから集団指導の自習と自立学習の違いを聞かれます。
「集団指導では自習室が無料で利用できるのに自立学習(自習)は有料です。この違いは何なのでしょうか?」
それは勉強の主体が異なるからです。

集団指導では  主体は講義であり 自習室は講義のためのサポートです。
自立学習では  主体は自立学習で 個別指導は自立学習のためのサポートです。 

集団指導で自習室を設ける意味は、講義で分からなかった所や講義の復習のために自習が存在します。すなわち講義をサポートするための自習室なのです。そのため自習がとても軽く扱われています。

自習室の欠点

①子供は自習室の雰囲気が悪かったり、監督する人がいないと、勉強そのものをしません。音楽を聴いたり、隠れてゲームをやったり、自習の時間が無駄になることが良くあります。
特に勉強が嫌いな子はおしゃべりの相手を探したり、動き回ったりして更に教室の雰囲気を悪くするものです。
②勉強の意識の高い子でも勉強のやり方を教わっていないため、勉強の効率が悪くなります。特に勉強の苦手な子はただ座っています。
③自習ができる子でも、自習になると自分で勝手に好きな所を勉強します。この場合良くあるのは好きな科目に偏ることです。社会の好きな人は社会、国語の好きな人は国語を勉強する傾向があります。
④質問にすぐ答えてもらえません。また質問があっても順番を待たなければならない場合もよくあります。そのためせっかく勉強をしようと思っている人でもモチベーションを下げてしまいます。
このような理由のため自習というと非常に悪いイメージが一般社会にあり、そんな自習のためにお金は払えないと言う人も多く、自習室でもお金を取っていないところがたくさんあります。

自立学習とは


自立学習では「1:3の個別指導の時間帯」「自分一人で勉強する自立学習という時間帯」に分かれていますこの「一人で勉強する自立学習」こそ勉強の中心と考えているのです。個別指導は自立学習ができる為のサポートです。だから普通の個別指導塾とも大きく異なります。

個別指導の役割


自立学習が勉強の主体で個別指導がそれを支えるサポートの役割をしています。だから個別指導の時間帯では他の個別指導の塾のように勉強の内容そのものを教える事を目的にしていません。生徒自身が教科書からスムーズに知識を読み取っていくために必要なすべての事を教えるのです。


質の高い自立学習

子供たちが自立学習をスムーズにできるように先生方の気遣いも半端な物ではありません。
①まず自立学習への良い雰囲気が作られなくてはなりません。そこにいたら勉強するのが当たり前という雰囲気が教室に流れなくてはいけません。
②さらに自立学習の時間帯では生徒がうまく自立学習が進んでいるかを絶えず監視しています。そして声かけなどで自立学習をサポートするのです。
③さらに分からないところがあればすぐその場で教えます。
④そして個別指導では勉強の進め方を教え、うまく自立学習が行っているかを毎回チェックします。
このような理由により自立学習の時間帯はとても良く勉強が進むのが普通です。自習の理想の形を目指しているのです。
そのため自宅では勉強が進まないが、自立学習指導会なら勉強が進むと言う子はたくさんいます。

自立学習を学んだ子の将来


自立学習が身につきうまく機能するようになると、ほとんど勉強を教えなくても自分で勉強をどんどん進めていくようになります。
私たちはこれこそ教育の理想の形と思っています。
先生が教えなくても自分で勉強を進めるので、もの凄く成績が上がる子が続出します。偏差値も大きく上がります。奇跡も良く起こります。
そして自立学習を学んだ子が、何年かして大学受験をします。小学校当時普通あるいは成績的に下の方の子が自立学習を学んで、一流大学に良く入るのです。
また自立学習を身につけるとその後の塾の費用が大幅に減る傾向があります。なぜなら塾に行く必要がなくなるからです。

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