2015年3月10日火曜日

全学部統一入試について

花粉症の人はつらい季節ですね。今年は昨年より飛散量が多いので、しっかり対策をしないといけないです。私も薬を飲んだり、花粉対策メガネなどなど様々な対策をしています。
 
さて、皆さんは全学部統一入試という言葉はご存知でしょうか?
全学部統一入試とは大学受験で一部の大学がどの学部を希望する受験生も同じ日に受験し、その結果で合否を判定する全学部一斉に行う入試のことです。
なぜこのような受験方法が出来たかというと・・・
一回の試験で複数学部を志願できたり、地方でも試験会場があったり、元の各学部ごとの入試日のと合わせれば受験機会が増えて、受験生を集め易く、倍率が上がり、優秀な学生を集められるからです。
さらに、別々に入試問題を作るのではなく、複数の学部の入試問題を1回で済ませる事が出来る為、問題作成の負担が少なくて済みます。
 
個別日程との大きな違いは、やはり一回の試験で複数学部を志願できることと合格の難易度です。
 
一回の試験で複数学部を志願出来るので、個別だと2日必要なところを1日で受けられるので受験回数を減らせます。こうなると他の併願校との日程の調節や体調管理などのメリットがありますね。
その上、個別だとそれぞれの学部の対策が必要でしたが、全学部統一試験だと問題が統一なので対策がしやすいです。
 
しかし、難易度は高くなっています。理由は募集人数が個別日程よりも少なく(この理由は省略します)、予想ボーダーは個別日程よりはるかに高くなっています。これは、募集人数が少ないのに上位大学を受験する人が一日で滑り止めとして複数受けることが出来るので受験生のレベルが高いからです。(個別でも滑り止めの人はいますが各学部に分散されるので)
すなわち全学部日程では、従来のボーダー偏差値の受験生は受からないです
 
定員が少なく競争が激しくなる分、倍率も高くなりますので、やはり一般入試で合格するより難しいです
実際、複数の学部・学科に出願できる全学部統一入試ですら、合格する生徒はなかなかいません
しかし、たとえ合格は難しくても、受験する価値はあります
1回しか受験のチャンスがなかった大学に、チャンスがもう1回増え、大学によっては複数の学部・学科に併願でき、1回の入試で複数の学部・学科の判定をしてもらえるこは、十分大きなメリットです。
そして、全学部入試は、一般入試より日程が早い傾向がありますので、一般入試を「本番」と位置づけ、それに向けての「試験慣れの機会」として受験することができれば、これもメリットになります。
入試では何が起こるかわかりませんから、しっかり調べ、対策をすれば十分可能性はあります
今回I君が青山学院大学の全学部統一入試に合格したように!!
 
もし、センター利用入試や全学部統一試験などについてもう少し詳しく聞きたい方は、センター北教室長の垣内まで連絡下さい。
 
※大学によって全学部統一入試は名前が違うので注意しましょう。
 
垣内

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