2015年1月21日水曜日

勉強合宿が Kくん を別人に変えた

昨日、高校受験の模試の結果が返却されました。
中学3年生のKくんから「結果はまだですか?」と
何度も催促されていたものです。
早速彼にその中身を見せ、表情を伺ってみると、嬉しいのかちょっと渋めの表情も
浮かべてなんだか微妙・・・
結果としては前回に比べて、3科の偏差値2アップ・5科で4アップで悪くはない。
彼に真意を聞いてみると「手応えが良くなかったのでほっとした」とのこと。


実は彼、入会当初はやる気の「や」の字も全く見えず、塾に来た週2時間言われたことを
するだけでそれ以外は勉強時間ゼロ!学校の提出物も一つも出したこともないくらい超
ルーズなダメダメ君(笑)だったのです。
性格はとっても素直で人の言うことは良く聞くのですが実行できない・・・
どうしたものか。

といつも三者面談で横にいる本人をよそにお母様と私と頭を抱えてあの手この手を練っては
Kくんに「できる?」「今度こそ頑張るんだよ!」と優しく叱咤激励をあげていました。

そして秋も深まりだんだんと涼しくなってきた頃、さすがにお母様も私もしびれを切らして
三者面談にてKくんに「毎日塾に来て頑張ろう!」「というより毎日来て10時半まで残って
やりなさい!」と半ば強引に説得をしてその後の様子を見ていました。

素直なKくんは言われたとおりに毎日塾に来ました。
言われたことをコツコツと進めました。
そして数週間後、
「週の半ばに休みを入れていいですか・・・?」
「あと、もう少し早く帰っていいですか・・・?」

「どうしたの?」

「きついです・・・」

確かに塾に来ている日以外勉強時間ゼロの彼にとって毎日4~5時間集中して勉強させるのは
酷な話だし、それでも週20時間以上は勉強時間は確保出来ているのだからとKくんのネガティブな提案を受け入れました。

それから1ヶ月が経ち、11月後半に毎年恒例の勉強合宿の開催に向けて生徒たちに告知を
行いました。そのとき青葉台教室の先輩の大学受験生がKくんに「参加してみたら?」「俺も前に参加したけど勉強に対する意識ががらっと変わるよ!」などと声を掛け、Kくんの事を心配してくれるのです。

「考えておきます・・・」とその場はお茶を濁していましたが、さすがに素直なKくん、参加しました。
たった1日半で24時間の超・長時間学習を経験し、数日経ったある日、

「やっぱ、毎日塾に来ていいですか?」
「それと、塾が終わる最後の時間まで残っていいですか?」

そうなんです!!
それからの2ヶ月の間、一日も休むことなく最後の時間まで黙々と勉強に取り組み、今や誰もが
認める頑張り屋さんになっています。

しかも、最近の彼のノートを見ると半年前のKくんとは全く別人のノートなんです!
見やすい!分かりやすい!工夫が見られる!
お手本のようなノートを誰に言われることもなく自分で作っているのですから
「本当に人って変われるものだな」と敬意さえ湧きました。

私には直接言わないのですが、昨日Kくんは青葉台教室の他の受験生に「高校に入ったら
毎月教室のMVPを狙ってやる!」と意気揚々に話していたそうです!

入試まであと少し。がんばれ♪

しかし、Kくんのゴールは入試ではなく、

今後のさらなる飛躍が楽しみです。

加藤

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